山口東京理科大学 白石幸英研究室

コロイド&写真の白石研究室

研究分野Research area

コロイド化学、高分子化学、写真化学

主な研究課題Research topic

新規貴金属コロイド粒子の創製と応用

本研究室では、高分子保護剤を巧みにデザインし、粒径の揃った金属コロイドの創製に関する研究を実施している。複数の金属の構造を精密制御することで、様々な新規貴金属コロイド粒子を創製し、その化学的性質、光学的性質および、電気的性質等を測定して、イメージング材料への展開を行っている。

山口県産和紙のプラチナプリント作製とAI評価

プラチナプリントは世界最高峰の写真化学技法で、白金コロイドを使用し500年以上美しい状態で保たれる。銀塩プリントに比べ、様々な支持体とりわけ和紙が使えることも特徴である。永年培ったコロイド技術をもとに地域特産の和紙に最適なプリント条件を探索し、人工知能により評価しDXに繋げる。

バイオマス由来の天然高分子と金属コロイドとの複合

セルロースナノファイバー(CNF)は、木材などの植物繊維の主成分であるセルロースを細かく解きほぐすことにより得られる。軽量・頑丈・寸法が安定といった特徴を兼ね備え、バイオマス由来の新素材として期待されている。現在、CNFと金属コロイドとの複合化による新たな用途開発に取り組んでいる。

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